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1. Efficacy and safety of dual SGLT 1/2 inhibitor sotagliflozin in type 1 diabetes: meta-analysis of randomised controlled trials
Musso Giovanni, Gambino Roberto, Cassader Maurizio, Paschetta Elena. Efficacy and safety of dual SGLT 1/2 inhibitor sotagliflozin in type 1 diabetes: meta-analysis of randomised controlled trials BMJ 2019; 365 :l1328
https://doi.org/10.1136/bmj.l1328
これは非常に効果的なビジュアルアブストラクトと言えます。リスクと利益を含む主要なメッセージが一目でわかりますし、シンプルかつ目を引くデザインで、研究内容が容易に理解できます。
フローチャート(流れ図、フローダイアグラムとも呼ばれています)は、通常システマティックレビューの結果の章で最初に目にする図です。この図は、レビューのトピックに関して公表されているデータを特定すレビュアーのプロセスと、それをレビューに含めるかの決定方法を、視覚的に描いてます。読者は、あなたがスクリーニングした研究の数や実際にレビューに組み入れた数、設定した除外基準を、一目で確認することができます。
システマティックレビューを実行し、公表することで、新たな仕事に就くきっかけを得られたり、部局の卒業に繋がったりすることもあるかもしれません。すごいと思いませんか?では、何から実行すれば良いでしょうか。
研究概要(シノプシス)は、臨床試験の重要な部分の抜粋(サマリー)です。原著論文の要旨(Abstract)と似たものと思うかもしれません。シノプシスは、読者がプロトコルの全文を読まずに、何(what)、なぜ(why)、どこ(where)、どのように(how)研究を実施するか主要なポイントについて理解することが出来ます。しかし、臨床試験のシノプシスは、論文の要旨以上の意味があります。
インパクトファクター(IF)は、各ジャーナルに掲載された論文がどれくらい頻繁に引用されたかを示します。 数値はJournal Citation Reportの最新の年間報告からの引用数を、過去2年間に出版された総論文数で割って計算されます。この標準化されたスコアは、他の計量書誌学より一貫性があるとされています。
論文中または別の文書(例えばカバーレターにおいて)に適切な機関内倫理審査委員会の承認と患者の同意を記載する必要があるかどうかは、ジャーナルによって異なります。 しかしながら、著者がこれらの情報を論文内に含めることで、読者に倫理的基準に基づいていることを伝えることは、依然重要です。