質の高いシステマティックレビューは、どのように実施すると思いますか?キーワードを使って文献の検索や、論文の適格性の精査、それぞれの論文からデータを抽出したり、もしくは数値を組み合わせて相対リスクやオッズ比の集計をしたり…それだけで完璧でしょうか?いいえ、システマティックレビューにはまだまだ必要なことがあるのです!
実質的には、システマティックレビューの全体のワークフローにおける12のステップのうち、実際にレビューを行うのは、9番目のステップで、他のほとんどのステップはデータの抽出前に行われるのです。
計画段階に、あなたのレビューのためのリサーチクエスチョンを決め、そのクエスチョンが出版済みのレビューの中で答えられていないか検索します。検索戦略と選択基準を定義し、どの結果を調査して記録するか決め、各研究の質を評価し、データの解析と解釈をする手法を選択します。
詳細なプロトコルを作成することが、全体のプロセスにおいて最も重要なステップかもしれません。プロトコルを書くことにより、あなたが何をどのように行うか、詳細まで明確になるでしょう。そう、その時そこで決めることが、すべてです!
プロトコルを完成させ、チームメンバー全員が何をどう実施するかについて同意したら、システマティックレビューの準備はほぼ完了です。プロトコルの登録(もしくは出版!)は、サイエンスコミュニティーにおける信頼性と説明責任の度合いを高めます。
準備が出来たら、いよいよプロトコルで述べた詳細な基準を使ってレビューを実施します。日々の臨床や研究で忙しい上、レビューのプロセスは複雑で厳密な方式に従わなければいけないので大変に思いますよね。大丈夫、「やればできる!」
手軽で使いやすい対話形式のPDFで、綿密なシステマティック文献レビューのワークフローの概要がわかります。 それでも専門家によるガイダンスが必要な場合や、時間が足りない時は、エダンズチームがいつでもお手伝いします!