論文発表における、成功の評価方法

インパクトファクター(IMPACT FACTOR)

インパクトファクター(IF)は、各ジャーナルに掲載された論文がどれくらい頻繁に引用されたかを示します。 数値はJournal Citation Reportの最新の年間報告からの引用数を、過去2年間に出版された総論文数で割って計算されます。この標準化されたスコアは、他の計量書誌学より一貫性があるとされています。

アイゲンファクター(EIGENFACTOR)

インパクトファクター同様、サイエンティフィック コミュニティーにとってのジャーナルの重要性の指標とされます。アイゲンファクターは、高インパクトのジャーナル(Science や Natureなど)からの引用に比重を置きます。ただし、ジャーナルのスコアはそのサイズにも大きく影響され、多くの論文が出版される年に誇張傾向にあります。アイゲンファクターのデータは、ISI Web of Scienceのデータベースから取得されます。

アイゲンファクターのスコアは、こちらから確認できます。

SCIMAGO ジャーナル ランキング

他に異なるアイゲンファクターとして、SCImago Journal Rank (SJR)があり、特定のジャーナルの過去3年間の引用から計算されます。スコアは、より高インパクトのジャーナルや、より名声のあるジャーナルに加重されます。SCImagoのデータは、エルゼビア(Elsevier)の(スコーパス)Scopusから取得されます。 

SCImago ランキングはこちらから確認できます。

SOURCE NORMALIZED IMPACT PER PAPER (SNIP)

この指標は、ジャーナルの研究分野固有の差異による引用数の違いの修正を試みるものです。例えば、工学などの応用科学のジャーナルでの論文の被引用数は、基礎科学のジャーナルでの被引用数より少なくなります。そこで計測の方法として、2つの類似したジャーナルを直接かつ客観的に比較し、SNIPのスコアが統計的に、大きな違いがあるかを計算します。一部の新たになったSNIP計算方法においては、自己引用についても修正されます。データは、エルゼビア(Scopus)のデータベースから取得されます。

SNIPの使用については、こちらから確認できます。