研究内容を「魅せる」論文の書き方を解説 ほとんど知られていない執筆のコツとは?

「研究内容に自信があるのにリジェクトされた…」、「ジャーナル担当者との連絡方法がわからない…」このように思ったことはありませんか?

このようなお悩みをお持ちの場合、それは論文の「書き方」やその後の「アクション」で損をしているかもしれません。

インターネット上には研究論文の構造や書き方に関するアドバイスがたくさんあります。しかし、そういった情報の中でも、タイトルやアブストラクト、作図、カバーレター、プレスリリースなど、読者やジャーナルの編集者を意識した書き方について詳細に言及しているものは多くないのです。

そこで今回は、エダンズの医学エキスパートであるスコットが、読者や査読担当者を魅了する論文を執筆し、査読付きジャーナルに掲載されるための詳細なコツについて解説します。

タイトル

具体化を避けて、検索に最適化させる

私たち科学者は、論文のタイトルは非常に具体的であるべきだと教えられてきました。しかし、今の時代、インターネット検索に対して最適化するためには、論文のタイトルにも従来とは異なる新たな戦略が必要です。

例えば、ある研究でFe[bis(ilprm)(NH3)4]2−という化合物を合成したとします(適当に作ったものですよ)。しかし、この化合物の化学式をタイトルに入れたとして、誰がその論文に一目で興味を持つでしょうか?おそらく世界中で5人くらいです。ほとんど誰もこの化学式を検索しないのです。


したがって、化学式のような具体的すぎるものをタイトルに入れることは推奨しません。今回の場合は、代わりに「陰イオン鉄錯体」という言葉を使うのがよいでしょう。この方が検索によってはるかに発見しやすく、その結果、この研究が他の研究者によって使用される可能性が高くなります。

もう一つ、効果的でないタイトルの例を見てみましょう。

「カラマズー、ミシガンのファイザー工場で生産される産業廃棄物からの2,3,7,8-テトラクロロジベンゾフランの除去とFe[bis(ilprm)(NH3)4]2-の合成」

お察しの通り、これはあまりにも具体的過ぎます。

これをより効果的なタイトルに変換する場合、以下のようになります。

「陰イオン鉄錯体が医薬品廃棄物からポリ塩化ジベンゾフランを除去」


このように化学式のタイトル内での使用は極力避け、より一般化可能な概念に置き換えることができれば、論文インデックスで上位にヒットする可能性が高まります。

このテクニックを使い、具体的な研究結果をうまくインデックスに表示された例をもう一つご紹介しましょう。これは「Journal of Biological Chemistry」に掲載された論文の一例です。

「カネガエル(Rhinella marina)のN-メチルトランスフェラーゼが一次インドールエチルアミンを三次サイケデリックアミンに変換する(原題:A cane toad (Rhinella marina) N-methyltransferase converts primary indolethylamines to tertiary psychedelic amines)」

日本語ではカタカナが多くなる関係で難しく見えるかもしれませんが、実際には研究内で登場する化学式をうまく上位概念に置き換えて説明することができています。

もし今この記事を読んでいる方が、研究者としてとても有名で、著者名で検索するような場合は、このアドバイスは無視していただいても構いません。しかし、私たちのような研究者は、タイトルの具体性を最小限に抑える戦略を取ることが効果的です。

グラフィカルアブストラクト

3秒で研究の目的とプロセスがわかる

みなさんはグラフィカルアブストラクトをご存じでしょうか?これは読者の注意を引くもう一つのテクニックですが、うまく取り入れられている論文は多くありません。研究者がグラフィカルアブストラクトを使用している場合は、通常、データ図や表を示す場所として使用されています。しかし、これはあまり効果的ではありません。

代わりに、グラフィカルアブストラクトは「テイクアウトメッセージ」として捉えてください。

読者がグラフィカルアブストラクトを見て、3秒以内に研究内の作業の目的や手順を理解できるかどうかが大事です。もし、そうでないならば、グラフィカルアブストラクトで伝えるべきポイントを逃しており、効果的に使用することができていないと言えるでしょう。自身の研究に詳しくない人に提示するなどして、校正を繰り返すと良いでしょう。

グラフィカルアブストラクトの例:

グラフィカルアブストラクト Lisboa Bastos Mayara, Tavaziva Gamuchirai, Abidi Syed Kunal, Campbell Jonathon R, Haraoui Louis-Patrick, Johnston James C et al. Diagnostic accuracy of serological tests for covid-19: systematic review and meta-analysis BMJ 2020; 370 :m2516 (https://doi.org/10.1136/bmj.m2516) – Graphical abstract

グラフィカルアブストラクトを用いた論文については、こちらもよく読まれています。

アブストラクト

各項目一文で簡潔に説明

アブストラクト も読者へのアピールとして非常に重要です。効果的なタイトルと場合によってはグラフィカルアブストラクトを通じて論文に興味を持った読者が次に目を通すのが、アブストラクトです。したがって、これを読むことで、「残りの研究内容を読みたい!」と思わせる必要があります。

一部のジャーナルには、アブストラクト部分に「50ワード制限」のようなルールがあります。(研究論文のレターやコミュニケーション形式で一般的です)また、医学ジャーナルの論文には、構造化されたアブストラクトのフォーマット(見出し付きアブストラクト)が必要なことがよくあります。

しかし、ほとんどのジャーナルにおけるアブストラクトは、特にフォーマットを定めず、構造化されていません。


そのような場合、以下のようにアブストラクトを構成することをお勧めします。原則、各項目を一文で書けるようにすると良いでしょう。

  • 研究の広範な重要性
  • 既存研究の主な限界
  • その限界をどのように解決したか
  • 1つ以上の主な発見(複数ある場合は、複数の文になっても構いません)
  • 研究がどのように応用されるか

この構成で、私がかつて研究していたテーマに基づいて作ったアブストラクト例をご紹介します。

「全水相液-液相分離は、生体内で膜なしのタンパク質マイクロコンパートメント化を可能にする手段です。このようなプロセスを合成リポソームで研究することは、動的な細胞質空間の組織に関する仮説をテストするのに役立ちますが、1つのリポソームあたりいくつかの水相に限定されています。私たちはこの限界をXXXXによって解決しました。この方法により、1つのリポソーム内に安定したタンパク質に富む数十から数百のマイクロコンパートメントが形成されることが明らかになりました。この研究は、細胞質と合成構造物内の空間の複雑さの間のギャップを埋めるのに役立ちます。」


意識しておくべきことは、アブストラクトを読む人は、皆さんの研究分野にあまり詳しくない人々がほとんどだということです。したがって、皆さんの分野の専門家だけでなく、関連する科学者でも理解できる言語を使用して書くことが大切なのです。(例えば、専門用語の使用を最小限に抑えるなど)

ただし、どこまで専門的にアブストラクトを書くかについては、目標とするジャーナルによっても異なります。もしみなさんがNatureのような広く読まれる学際的なジャーナルに出版するならば、どんな科学分野の聴衆も、皆さんの研究の目的と有用性を理解できるようにするべきです。古代ギリシャ考古学者から高エネルギー物理学者、細胞生物学者に至るまで、誰もがその研究で何をしたのか、なぜそれが重要なのかを、少なくとも表面的なレベルで理解できなければいけません。一方で、もしあなたがより専門的なジャーナルに出版する場合、例えば「Organic Letters」を例に挙げると、研究内容が専門分野ではない研究者を含む有機化学者全般が理解できるように書ければ、問題ありません。

著者サマリー

一般読者向が理解できるアブストラクトに

著者サマリーは、重要性を伝えるパラグラフ(significance paragraph)としても知られていますが、日本ではあまり馴染みが無いかもしれません。著者サマリーは、基本的にはアブストラクトと同じものですが、対象としている読者が、研究者や科学者ではなく、インテリジェントな大人の聴衆という点で異なっています。アカデミアの外の世界へ研究の重要性を伝えるメッセージと言えるでしょう。

したがって、ここでも適切な言葉選びが必要となります。例えば、「cell competence」という言葉は、分子化学者や細胞生物学者であれば誰でも形質転換受容性細胞として理解できる言葉です。しかし、一般の聴衆はこれを細胞がその機能において熟練していることと誤解してしまうかもしれません。

では、実際の論文「PLoS Computational Biology」で使用されたアブストラクトと著者サマリーを比較してみましょう。


以下はアブストラクトの結果パートからの一文です:

「我々は、OpenCapが臨床医によって実施された場合、実験室ベースのアプローチに比べて筋骨格ダイナミクスを25倍速く推定し、コストを1%未満に削減することを実証した」

また、以下は同じ論文の著者サマリーからの一文です。

「私たちはOpenCapを実験室ベースの測定値と比較し、疾患リスクのスクリーニング、介入効果の評価、リハビリテーション決定のための情報提供などの用途に役立つことを示します。」

アブストラクトは、読者である科学者に対して、具体的な数字を提示していますが、著者サマリーにおいては、一般聴衆にとってよりわかりやすい定性的な説明と例を使用しています。

重要なのは、著者サマリーをアブストラクトの「簡略化」として考えてはいけないということです。常に読者の違いを意識して書くようにするとよいでしょう。


アブストラクトと著者サマリーの違い

アブストラクト 著者サマリー
内容 ・研究の広範な重要性
・既存研究の主な限界
・その限界をどのように解決したか
・1つ以上の主な発見(複数ある場合は、複数の文になっても構いません)
・研究がどのように応用されるか
・研究の広範な重要性
・既存研究の主な限界
・その限界をどのように解決したか
・1つ以上の主な発見(複数ある場合は、複数の文になっても構いません)
・研究がどのように応用されるか
想定読者 研究分野の研究者 関心のある一般人
専門用語 研究者が分かるレベルであれば、OK。
ただし、ターゲットするジャーナルによって変化する
専門用語は使わず、わかりやすい方法で書く

アブストラクトと著者サマリーの違いについては、さらに詳しく こちらでも解説しています。

イントロダクション

構造化で読者が迷子になりないようにリード

イントロダクションの書き方については、多くの出版物やインターネット記事が出回っていて、目を通したことがある方も多いでしょう。私が思うに、イントロダクションでの研究者の最も一般的な間違いは、あまりにも長い文章と多くの例を提示しすぎて、メインメッセージが失われることです。

そこで私がお勧めするのが、以下の要素を盛り込んだ3つ以上のパラグラフを使用するという考え方です。このパラグラフは以下のように構成されます。

  1. 研究の重要性
  2. 先行研究はどのように取り組んできたのか、その限界は何か
  3. これらの限界を克服するために実際に何を行ったのか

また、「仮説声明」も有用であることが多いです。これは、研究でテストしているアイデアを提示する明確かつ宣言的で検証可能な文を指します。ただし、化合物や材料自体を提示している場合などは、仮説声明は不要です。

また、お作法的なところで言うと、一般的に、特定の主張について3つ以上の参考文献を使用することは避けるべきです。例えば、「金ナノ粒子[13-25]は多くのバイオアナリシス[26-42]に使用されています」という引用の仕方はあまり価値がなく、引用文献が多いからといってそれが著者の知見を示すことにはなりません。

方法論

方法論を読むことで再検証が可能かどうかを意識

方法論

研究のプロセスについて書く方法論のセクション。ここで私がよく見る間違いは、研究の再現に不可欠な詳細を省略することです。科学は検証可能性が命ですから、再現が可能でない方法論は、意味をなさないと言っても良いでしょう。

少し個人的な話になってしまいますが、ある時私が読んだ論文Aの内容が面白く、その方法論を更に詳しく知りたいと思いました。そこで、論文Aの方法論のセクションで言及されていた論文Bを読み、論文Bで言及されていた論文Cを読み、論文Cで言及されていた論文Dを読んだにもかかわらず、論文Dが全く方法論の詳細を提供していなかったので、非常にストレスがたまりました(笑)

また、私の専門分である生物学/材料学/分析研究でのよくある省略としては、「5%HCl(5%塩酸)」のようなパーセントに関する表記です。「5%HCl(5%塩酸)」の表記は、塩酸が小さな液体溶質であることから、おそらく体積/体積の割合を表しているものだと推測できます。しかし、「5%デキストラン」の場合はあいまいです。デキストランは高分子なので、モル%を指しているわけではないことは分かりますが、重量/重量なのか、重量/体積なのかはわかりません。パーセンテージについては、具体的に記述することで曖昧性を排除するべきです。また、高速遠心分離については、rpm値をg単位に変換することを忘れないようにしてください。

結果/ディスカッション

一番の見せ所!見せ方を工夫すれば、評価に直結

結果/ディスカッション

研究の結果を伝えるこのセクションには、多くの効果的なスタイルがあります。その中でも特に推奨する4つの項目をお伝えします。

  1. データをまとめるテーブルを活用する
    1つ目は、何回も登場するルーチンデータ(例えば、分光学的結果)を一目で解釈できるよう、テーブルにまとめることです。このような結果を詳細なナレーション形式で提示することは、紙幅が大きくないジャーナルにおいては紙面を無駄にしてしまう要因になります。
  2. 既存研究と比較するテーブルを活用する
    2つ目は、関連分野の先行研究とあなたの結果を(理想的には数値的に)比較するテーブルを作成することです。これにより、ジャーナルの編集者、査読者、そして他のすべての読者に、みなさんの論文の手法や発見がどのように既存研究と対応しているのかを簡潔に示すことができます。実際、ジャーナル編集者に宛てたカバーレターで、このようなテーブルが存在することを述べると、彼らの関心を惹くことができます。
  3. 研究の限界は素直に提示する
    3つ目は、あなたの研究の主な限界を客観的に提示することです。これは医学研究では一般的で標準的なことですが、ほとんどの科学研究もこれを行うことで評価が高くなると思います。ジャーナルの編集チームは、限界の提示がなされているからといってジャーナルへの掲載をリジェクトすることはほとんどなく、逆に、限界を提示する誠実さを評価し、その研究における発見により多くの信頼を置くでしょう。
  4. 理論的・数学的発見は、実験を行い検証する
    4つ目は、研究内容が理論的な研究の場合(例えばシミュレーションや数学的導出に焦点を当てている場合など)には、実験結果との比較に専用のセクションを設けることです。分野によっては、あまり多くの実験作業がないかもしれませんが、それでも常に何らかの実験作業は必要です。この作業は、理論的研究の妥当性を評価するための基本的な要素になります。

(数学的な結果だけでは、研究の「重要な意味」にはなりません。数学は単なるツールなのです。理論的研究でそう主張すると、査読において大きな問題になる恐れがあるので注意が必要です。)

結論

必須事項を押さえて、将来の研究につなげる

いよいよ結論のセクションです。結論のスタイルは分野によって指定されている場合があります。例えば、土木工学者は通常、結果の要点を要約するために箇条書きを使用します。他には、ディスカッションセクションの最後のパラグラフに結論を含めるということスタイルもあります。

しかし、どのようなスタイルで結論を書くにしても、以下の項目は共通で含めることをお勧めします。

  • この研究がどのように関連分野を前進させるか
  • この研究が他のどのような研究に役立つか
  • 将来の研究の簡単なハイライト

カバーレター

軽視厳禁!編集者目線で考える

結果/ディスカッション

見落としがちですが、ジャーナルへの論文の掲載を左右する非常に大きな要素が、このカバーレターです。カバーレターの書き方でよくある誤りが、カバーレターにおいて単にアブストラクトを繰り返すことです。厳密には誤りではないのですが、これではジャーナル編集者の注意を引く機会を逸してしまいます。

カバーレターを書く際は、以下の点を簡潔に書くことで優れたものになります。完璧な文法で書く必要はありません。

  1. 目標ジャーナルの読者がこの研究をどうして評価するのか(例:研究トピックに関する提出先ジャーナルの直近2年の文献を引用し、ハイパーリンクを使用する)
  2. 研究内で対処する文献のギャップ
  3. この文献のギャップをどのように対処したか
  4. 発見のハイライト(理想的には、いくつかは数値を用いて表す)
  5. 研究内容が他の場所で検討されていないこと
  6. すべての著者が提出のための記事を承認したことを示す声明

プレスリリース

効果的な宣伝で、研究にプラスアルファの価値を与える

プレスリリースは研究論文の要素ではありませんが、論文掲載が決まったら、プレスリリースで研究を共有することを強く推奨します。研究グループや大学を宣伝する機会になります。

効果的なプレスリリースには、必須の2つの要素があります。それが、「目を引くタイトル」と「リード文」です。

タイトルを書く上では、ポピュラーカルチャーを参照したり、言葉遊びをしたりなどの工夫をするのもよいでしょう。

リード文は通常、共通の興味や現在のイベントに言及し、それを手元の研究トピックに結びつけることによって関心を引く文です。通常1~2文で表現されます。ほとんどの人はタイトルとリードより先を読まないので、ここで読者の注意をしっかりと掴みましょう。

タイトルとリード文を経て、本文を読む人は科学に興味があり、あなたの発見について学びたいと思っています。したがって、プレスリリースの残りは基本的にどのようなスタイルでもかまいませんし、完璧である必要はありません。500語未満で簡潔に保ち、専門用語を使用しなければ大丈夫です。研究に関わった人の引用をいくつか挿入するのもいいかもしれません。しかし、誇張は厳禁です。特に健康と医学の話題についての誇張は、研究者人生に関わってしまいます。


いかがでしたか?

この記事では、研究内容を魅力的に伝えるためのコツをお話ししました。これらのヒントは、学部生、大学院生、若手研究者が科学論文を効果的に書くための重要な指針となるでしょう。

特に、インターネット検索における研究の発見可能性を高めるためには、タイトルの最適化や、グラフィカルなアブストラクトの活用、アブストラクトの構造化、そして著者サマリーの重要性を理解することが不可欠です。また、イントロダクションや方法のセクションの効果的な書き方、結果やディスカッションのセクションの最適化、そして結論の部分の書き方も重要です。これらの要素は、みなさんの研究が広く認知され、引用される可能性を高めるために不可欠なのです。

最後に、研究とは直接関係性の無いように見えるカバーレターやプレスリリースの書き方も、研究の成功に影響を与える重要な要素であることをお伝えしました。

このガイドラインに従うことで、効果的な研究論文を書くスキルを身につけることができるでしょう。

エダンズ・エキスパートのご紹介

Scott Long(スコット・ロング)

Scott Long(スコット・ロング)

バイオ/分析化学博士。ペンシルベニア大学で博士号を取得後、バイオ/分析化学に関する深い知見をもとに、科学者としてだけではなく、ライターや編集者、ジャーナリストとして幅広く活躍。Science誌やNature誌、PNAS誌などの権威ある学術ジャーナルに掲載された研究にも携わり、研究者としてのキャリアも輝かしいものを持つ。特に複雑で難解な学術的内容を一般の人々に伝える技術が高く、その内容がアメリカABCニュースに取り上げられた経験も。学術界と一般市民の架け橋になるべく、日々尽力している。