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サイエンスディレクターとして、この成功事例を紹介できることを誇りに思います。本プロジェクトは、革新的な研究者と当社専門チームのパートナーシップにより、最先端の臨床試験データが明確で説得力のある論文に、迅速に昇華できることを示しています。また、最終投稿からわずか9週間で掲載に至った本プロジェクトは、戦略的なサイエンスコミュニケーションの力を示す好例でもあります。
ハイライト
• 記事種別: 原著論文(第II相ランダム化臨床試験)
• 試験デザイン: 手術可能なERBB2陽性胃がん・食道胃接合部腺がん患者を対象に、アテゾリズマブ+トラスツズマブ+XELOX(カペシタビン+オキサリプラチン併用化学療法)の三種併用療法と標準療法(トラスツズマブ+XELOX)の有効性を比較するランダム化臨床試験。
• 主な結果: アテゾリズマブの追加により病理学的完全奏効率(pCR)が14.3%から38.1%へ約3倍に上昇。新たな安全性の懸念はなく、極めて有望な新規治療戦略であることが示唆されました。
サイエンスディレクターとして、優れた研究においてデータから発表に至る過程を見ることは大きな喜びです。本稿は特に誇りに思う事例であり、重要な臨床的成果と計画的な出版戦略の価値を体現しています。本研究は複雑な多施設共同試験であり、その結果を編集者や臨床医に響く明確で説得力のある論文へとまとめるという課題を抱えていました。研究チームと当社の出版支援専門家が協力し、大規模なデータセットを高いインパクトがある論文に昇華させ、初回投稿での受理を実現しました。これは真のコラボレーションの力を示す好例です。
統計を用いるにあたり、頻度主義統計学とベイズ統計学のどちらを選択するか、それらのアプローチが意味するものと、採用の判断基準に役立つ解説をご覧ください。
研究論文が目標ジャーナルにアクセプトされても、それは通過点に過ぎません。発表した論文の知名度と被引用数を上げるには、何をすればよいかご存じですか?
システマティックレビューにおいて妥当なリサーチクエスチョンに答えていますか?結果は妥当だと言えますか?妥当性の確認方法は?すべてお答えします!
「エキスパートの休日シリーズ」今回は、ギリシャとスイスを舞台に多彩なキャリアを築くマリア・アナスタシオ博士のプライベートな一面を紹介します。医学研究者から、アテネの郊外で愛犬と共に過ごす、彼女の穏やかで充実したオフの姿は、なんと小型犬のトリミング事業の共同創設者!医学研究者・マリアの多面性と、日常から感じる幸せに触れてください。