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ウェブカンファレンス。好むと好まざるとに関わらず、COVID-19 がミーティングや発表の方法も変えました。以来、私達専門家のプレゼンテーションの舞台はますますオンラインに移行していいます。この変化に不安を感じますか?朗報があります!対面式プレゼンテーションのベストプラクティスのほとんどが、オンラインのプレゼンテーションでも使えるのです。
質の高いシステマティックレビューは、どのように実施すると思いますか?キーワードを使って文献の検索や論文の適格性の精査、それぞれの論文からデータを抽出したり、もしくは数値を組み合わせて相対リスクやオッズ比のオッズ比の集計をしたり…それだけで完璧でしょうか?いいえ、システマティックレビューにはまだまだ必要なことがあるのです!
1. Efficacy and safety of dual SGLT 1/2 inhibitor sotagliflozin in type 1 diabetes: meta-analysis of randomised controlled trials
Musso Giovanni, Gambino Roberto, Cassader Maurizio, Paschetta Elena. Efficacy and safety of dual SGLT 1/2 inhibitor sotagliflozin in type 1 diabetes: meta-analysis of randomised controlled trials BMJ 2019; 365 :l1328
https://doi.org/10.1136/bmj.l1328
これは非常に効果的なビジュアルアブストラクトと言えます。リスクと利益を含む主要なメッセージが一目でわかりますし、シンプルかつ目を引くデザインで、研究内容が容易に理解できます。
フローチャート(流れ図、フローダイアグラムとも呼ばれています)は、通常システマティックレビューの結果の章で最初に目にする図です。この図は、レビューのトピックに関して公表されているデータを特定すレビュアーのプロセスと、それをレビューに含めるかの決定方法を、視覚的に描いてます。読者は、あなたがスクリーニングした研究の数や実際にレビューに組み入れた数、設定した除外基準を、一目で確認することができます。
システマティックレビューを実行し、公表することで、新たな仕事に就くきっかけを得られたり、部局の卒業に繋がったりすることもあるかもしれません。すごいと思いませんか?では、何から実行すれば良いでしょうか。
研究概要(シノプシス)は、臨床試験の重要な部分の抜粋(サマリー)です。原著論文の要旨(Abstract)と似たものと思うかもしれません。シノプシスは、読者がプロトコルの全文を読まずに、何(what)、なぜ(why)、どこ(where)、どのように(how)研究を実施するか主要なポイントについて理解することが出来ます。しかし、臨床試験のシノプシスは、論文の要旨以上の意味があります。